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工場で組んだパレットをなぜ空港で崩すのか?
最近、航空輸送の現場でよく起きているのが、「工場で綺麗にパレタイズした貨物を、空港でいったん開梱して爆発物検査をする」というケースです。
荷主側から見ると、「せっかく予算をかけて安全にパレットを組んだのに、なぜまた崩すのか?」という疑問が湧きます。背景には、国際民間航空機関(ICAO)や各国当局による “100%検査” の流れがあります。2010年代以降、旅客機に積まれる貨物は基本的に全量検査が義務化され、2021年以降は貨物専用機を含む国際航空貨物にも厳しい基準が適用されるようになりました。
11月25日


揺れる国際物流とサプライチェーン再設計──鉄道ルートと物流DXのいま
中国内陸から欧州へ向かう「国際貨物列車ルート」の動きです。中国・西安とハンガリー・ブダペストを結ぶ列車が、全区間で固定ダイヤ運行を始めたという報道がありました。電子機器や自動車部品などを積んだ列車が、ユーラシア大陸を横断して、約17日前後で欧州に到着するスキームです。
海上輸送と比べて、鉄道は「リードタイムの短さ」と「ダイヤの安定性」を武器にしています。紅海情勢や異常気象の影響で、アジア〜欧州間の海上ルートが読みにくくなる中、鉄道ルートは「もう一つの選択肢」として存在感を増しつつあります。もちろんコスト面や取扱品目の制約はありますが、調達や在庫戦略の組み立て方によっては、リスク分散の有力なカードになり得ます。
11月24日


原産地証明書(COO)とは?展示会・輸出実務で迷わない基本とチェックリスト
この記事でわかること
原産地証明書(COO)の目的と種類
いつ必要で、誰が発行するのか
申請に必要な書類(一般COOとFTA/EPAでの違い)
B/LやAWBは必要?展示会・ATAカルネとの違い失敗しないチェックリストとよくある質問
9月6日


FIATA Model Rules for Freight Forwarders ─ 国際フォワーダー業務の“憲法”を読み解く
求償リスクを放置した場合の潜在コスト――訴訟費用、作業遅延、サプライヤーの倒産による機会損失――を考えれば、最も安価で確実な危機回避策といえます。 「事故は保険で完結し、現場の手を止めない」。
6月5日


【速報解説】日本に対する24%関税、90日間の保留措置――その意味と企業が取るべき行動
2025年、米国政府(トランプ政権)により、日本からの特定輸入品に24%の関税が課される方針が打ち出されました。
対象品目の詳細は精査中とされているものの、自動車や電子部品などの主力輸出品が含まれる可能性が高いと見られています。ただし、実際の発動は90日間「保留」とされ、協議の猶予期間が設けられました。この間に日本政府や企業との交渉、あるいは米国内産業界からの反対などがあれば、最終的な内容が変更される可能性もあります。
4月11日


海上輸送のLSSサーチャージとは
一般的に「LSS(Low Sulphur Surcharge/Low Sulfur Surcharge)」とは、船会社(キャリア)が燃料費用の高騰分や規制対応コストを補填するために設定するサーチャージ(追加運賃)の一種を指します。主に船舶燃料の硫黄分(SOx)規制に関連し
1月29日


危険品輸送の規制とその具体的な手続きについて
危険品輸送は、一般的な貨物輸送とは異なり、特別な規制と手続きが必要です。これらの規制は、輸送中に起こりうる事故を防ぎ、輸送業者や関係者の安全を確保するために制定されています。危険品を輸送する際には、事前の準備と厳密な手続きが求められるため、以下ではその具体的な規制内容と手続きを解
1月10日


近年の国際物流におけるコンテナ不足の原因と、解決策を考察します。
近年、国際物流の現場でコンテナ不足が深刻化しています。コンテナは海上輸送を支える基盤的なインフラであり、国際貿易の流れを円滑にするために欠かせない存在です。ところが、世界各地でコンテナが不足し、貨物の積み下ろしや輸送に遅延が発生するケースが増えています。企業のサプライチェーンは大
1月9日


2025年1月のイベント
2025年1月に全国的に注目される行事を紹介します。
多くの人々が参加したり、メディアで報じられる重要な行事が含まれています。
1月8日


株式会社パシフィックより新年のご挨拶と2025年度のご報告
株式会社パシフィックより新年のご挨拶と2025年度のご報告
拝啓 新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。2024年は多くの展示会や国際物流案件で皆様にご支援をいただき、無事に新たな年を迎えることができました。これもひとえに、お
1月8日
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