国際輸送におけるコンテナの利用について
このテナの各サイズ容積とその特徴

海上輸送で多く利用されているドライコンテナのサイズ、積載重量、積載容積などの情報などです。
20フィートコンテナ
20Fコンテナ サイズ(外寸) :縦6,000×横2,400×高2,590mm
20Fコンテナ サイズ(内寸):縦5,860×横2,350×高2,380mm
20Fコンテナ 最大積載重量24,000Kg 最大積載容積約35M3
20Fコンテナ 自重2,340KG
40フィートコンテナ
40F コンテナ サイズ(外寸) :縦12,190×横2,430×高2,590mm
40F コンテナ サイズ(内寸):縦12,030×横2,350×高2,380mm
40Fコンテナ 最大積載重量30,480Kg 最大積載容積67M3
40Fコンテナ 自重3,800KG
ブッキングする船会社が提供するコンテナによってサイズが若干違っておりますので、上記のサイズ通りではない場合もあります。参考程度に目安としてお考えください。
このほかの種類のコンテナ
1.1 ハイキューブコンテナ:普通のドライコンテナより高さがある。
1.2 フラットラックコンテナ: ドライコンテナに入りきらない貨物の積み込みに利用。コンテナの上と横がない文字通りフラットなコンテナです。
1.3 オープントップコンテナ:コンテナ屋根部がないので背の高い貨物に向き
1.4 リーファーコンテナ:温度調整可能なコンテナ
などがあります。
容積に関して:1M3= 1M×1M×1M(メートル)です。M3をキュービックメートルと呼んだりもします。
混載便の容積計算は、R Tレベニュートン(Revenue Ton)容積1M3=重量1トンが運賃算定方法を用いることもあります。
コンテナの利用方法ですが、大きく分けてそれぞれ
1. コンテナの貸切、FCL(Full Container load)―エフシーエル
2. 混載便LCL(Less than Container load)―エルシーエル
という2種類のコンテナサービスの取り扱いを主にしております。
そのほかにもRORO船のように、自走できる車両を運ぶような場合はコンテナを使わずRORO(車専用船)船に乗せることもあります。
この船は、新車や中古車等をそのまま積んで運ぶこともができるのも当然ですが、貨物を積んだままのトラックシャーシを積んで、現地で自走できないこのシャーシをトレーラーヘッドとドッキングして運ぶといった手法もとられます。
RORO船つきましてはまた別の機会に説明します。
1. FCL(Full Container load)についてーエフシーエル
コンテナ1本を貸切で利用し運びます。上の情報から、理論意的には、容積だけ見ると20フィートコンテナで約35M3、40フィートコンテナで約67m3まで積み込める事になりますが、貨物の形によりこれら最大容積に満たない場合も考えられますので、コンテナの内寸法も確認しつつ出荷準備を万全にしましょう。
A) コンテナへの貨物のバンニング
1. コンテナをそのままお客様の工場等に送って、お客様がバンニング(コンテナ詰)を行う方法
2. 集荷された貨物を当社指定梱包会社や倉庫でバンニング(コンテナ詰)を行う方法
の二つの方法がとられます、バンニングの終了したコンテナは、船会社のコンテナヤードCYにスケジュールに沿って運び込まれます
2. CFS混載便
1本のコンテナに満たないような物量を輸送するような場合に混載便で仕向地まで輸送を行います。
CFS倉庫でコンテナ詰めされた混載貨物は仕向地の港でコンテナから取り出され指定先の荷受人の元へ運び込まれます。FCL(Full Container load)コンテナ貸切と異なり、複数の他者、他社の所有物が混載されますので、混載便につきましても梱包をしっかりとする必要があります。
以上、それぞれに特徴のあるコンテナ輸送方法ですが、製品、商品に応じ最適な海上輸送方法を提案、ご提供させていただきます。